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母の日を前にしみじみする

母の日を前にしみじみする


母の日が近い。 わたしの場合、加えて母の誕生日も近い。 そしてわたしは、昨年同様、非常にしみじみとした気持ちで、この5月を迎えている。     母は本来、陽気で楽しく、テキパキ快活な人だ。 そして弱きものへの思いやりもある。   けれど、少なくともわたしが小学校ぐらいから 、時々常軌を逸した言動をわたしに対して取ることがあった。 例えば、わたしが大事にしていたたくさんのぬいぐるみ(すべて名前がつけてあって、とてもかわいがっていた)を何の話もなく、突然、処分してしまったとか、気に入っていた洋服を人にあげてしまったとか、好きで創刊から集めていたサンリオの雑誌をまとめて捨ててしまうとか、学校から帰ってきてそれに気づき、わたしは傷つき、泣き叫ぶが、それに対してごめんねなどということはなかった。 異様な行動や態度は、それ以外にも枚挙にいとまあらずだが、「負の支配」がないときは、ケロッと明るく、何事もなかったかのように日常性を取り戻す。 また、わざととしか思えない、あえてわたしのやる気を削ぐような物言い、常に「どうせダメに決まってる」前提での全ての否定とアラ探し、支配的な態度、、、   全て解決した今だから、それは負に支配された行動で、、、と冷静に分析できるが、当時はわかるはずもなく。 要するに、子供の頃から昨年まで、親のことは常に大きな悩みの種だった。 それは年を経るごとに、ゆっくり水かさが増すごとく、激化していった。 長年、この異様さを誰に伝えることもできず、また言ったところで理解はされず、解決に力を貸してくれる人もなく、まあ、平たく言えばわたしはとても辛かった。   わたしが家を出た後、父も退職して夫婦二人きりになると、この異様さの矛先は父も向けられていたし、父は父で病気にもなったことで、しまいには負の占有率が、両親揃って高くなっていった。...