昨年1年を通して、わたしが「わかった!」と思った画期的なことのひとつが「負の仕組み」です。あまりに奥深いのでシリーズで書いています。
前回の話はこちら。
今日はライトな調子で書きますよ。
みんな、人間なんてただの「いれもの」に過ぎないとか、あなたが「特性」だと思っているものは「特性」なんかじゃないとか、
「あなた」なんかどこにもいないとか、
「自分」なんて幻想だよとか
わたしがいくら言っても
せいぜい「ふ〜ん」ぐらいで、一発で「そうだよね〜」と思う人は上級者。経験的にわかっている人、だと思う。
中には頑なに「わたしはわたし!」とか思いたがる人がいるのじゃなかろうかと。
いやー、気持ちはわかるけど。
でもね、人間なんて、
いかにして自分を明け渡すか
にかかってると思っています。
「自分」の幻想を捨てて、この「いれもの」に何を通すか。
言ったら、自分というものはただの車輪。回転するマカバそのもの。
つまり乗り物。
では、パイロットはどんな存在なのか?というところが大問題、というか命題。
操縦桿を握っているのは、あなたなんかではないんだよ。
このパイロットと一緒に行動することが、まさに「共同創造」ということになるわけで、まあいろんなパイロットがいるわけです。
仮に、副操縦士が負の存在だった場合。
本当に行くべき進路を迷わせたり、ジェット気流に乗るところを急降下させたり、厄介なわけです。
(これ、むちゃくちゃいい例えをしていると思う、我ながら)
こんなことがありました。
この友達Kは、以前から、お金の話をするのが苦手だった。
見えづらでは、世の中の動向として、誰かがやっているビジネスや新しい取り組みに関心を持つようなそぶりを見せていたので、きっと彼女も何か自分のアクティビティとして商売でも立ち上げれば嬉々としてやるんだろうな、と見えていたから、
何か話を持ちかけると、ものすごい言い方で拒絶する。怒気を含んだ感じで。
いつも、必ずそうなる。
そんな、怒るような話でもないのに、不思議だなあと最初は思っていたんだけど、長い年月の中で常に繰り返される、あまりにも異様な感じを得て、
この人には、何か強烈な「いわゆるお金のブロック」が働いているな、と感じていた。
そしてそれを乗り越えないと、この人の持つ最終的なコンプレックスにいつまでもおさらばできないだろうな、ということもわかっていた。
Kもグリッドユーザーで、この1年をかけて、地道にグラウンディングしたり、自分や家族の「負」に向き合い、ひとつずつクリアしていった。
生活環境をガラリと変えたり、苦手で敬遠していたことに取り組んで、きちんと着地させたり。
このプロセスで、体験的に負の仕組みについて腹に落とし、逃げないで立派に、ホントよく向き合ってきた!
もはや最終局面に到達しそうなんだと思う。
でも、何かまだ、根強い「何か」が残っている、ということは、彼女の身体が証明していて、以前からある肩甲骨周辺のガチガチさ加減が依然残っている、と自覚していたんだよね。
しかし、それが何かは、誰にもわからない。
「因縁探偵」の出番ではあるけれど、まず自分自身で探り当ててみよう、ということになった。
「なんか思い当たることが浮かんできたんだわ」と。
それは彼女の生まれ育った下町エリアのある一角のことで、「多分そこだと思う」と言って、その日は話を終えた。
>>続く
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