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驚異的な回復力
土曜日、伸び放題だった実家の芝を刈ってやろうと、にわか植木屋の血が騒いだ。
ツールなら色々とある。
ほら。
しかし、にわか植木屋の悲しさで、そりゃもう「刈った」というだけで美しくはない。
これが美容師だったら客は泣くだろうし大クレームだろう(笑)と思いながらも、出来るだけ綺麗に均一に短く刈りたい。
それで、レンガに沿って伸びた箇所を左手で掴んで右手で機械を動かす、ということをしながら、実際頭は他のことをぼんやりと考えていた、その時、
やっちまった!!!!
人差し指ざっくり。
ちなみに、ギザギザの2枚刃が交互に動く式の芝刈り機。
ただの包丁でスパッと切れたのではない複雑な切り。
わたしはライフルで撃たれたライオンのような声を挙げ、左手は滴る血で真っ赤になった。
しまった、わたしは指を失った!
と一瞬思ったが、同時に極めて冷静でもあり、井戸水で血を洗い流し、母に包帯をきつく縛ってもらってウーウー唸りながら時間が過ぎるのをしばし待った。
で、思った「どうせ大丈夫に決まってる」。
この時点で、わたしの心配はただ一点、
「明日温泉行くのにな〜」
だけである。
しみたらやだなー、と。
それで思った。
やっぱりね、何かをしている時に他のことを考えたらダメ!と。
特に芝刈りとか、刃物を使うから危ないよっていうことじゃない。
植物の生命に刃物を入れる、傷つける行為なわけだから、やっぱり真摯に向き合わないと、彼らに対して失礼というものだ。
すいませんすいません、わたしが悪かった。
マリアさますいません、以後気をつけますので、早く治してください。そうじゃないと、グリッドを作れません。
(交換条件かよw)
で、包帯で指先が冷たくなってしまったので、その日のうちに絆創膏に変え、翌日温泉に行き、見るのが怖いから貼り替えないで(笑)2日過ごし、今見たら
押せばまあ痛いている痛いけど、 切ったところはほぼ完璧にくっついている。
この驚異的な回復力。正常な振動数のなせる技かと思った。
細胞さん、ありがとう。
で、これは外傷だからわかりやすいが、体内でも同じことが、きっと起きるんじゃなかろうか、とわたしはヨンでいる。
真偽のほどは知らないけど。
とにかく、諸々がありがたし。
ではまた!