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大祓祝詞「根の国・底の国」とは何か

大祓祝詞「根の国・底の国」とは何か


  実家の山椒の木が、今年突然枯れた。 小さな苗木で買い、地植えし、30年近く勝手に大きくなっていたもので、蝶々の産卵場所として機能していた。 幹を揺らしてみるとグラグラするので、完全に枯れたんだとわかった。 短くしてゴミの日に出すため、枯れ木の幹にノコギリを入れた。 抜き上げようと引っ張ると根元はあっさり土が落ち、そこには無数のダンゴムシさんはじめ、よく知らないミニミニ虫たちがマッシブな集団を形成していた(笑)   木が生きている時、彼らはこんなことはしない。木が息絶えたから、根っこを「分解」しようと頑張っている。 ものすごいエコシステムをこの目で確認して、心震えた。 張った根っこはかなり遠くの方まで届いているようなので、そこは力づくで抜かず、彼らの力に任せることにして、まだ放置してある。     最近微生物というもんについて考えている。   土の中の人たち(目に見えるミミズたちの他に無数の微生物さんがいる)の役割なしに、植物は育たない。   この人たちは、わたしの言葉で言うと「地面の人たち」そのもので、地下世界に属している。 木というのは、地下世界と天上世界の両方を繋ぐもので、人間は木と同じだとわたしは見ている。 養分は土から摂って、葉っぱで呼吸している。 人間なら腸と肺の役割が違うのと同じことかな。...