「根の国、底の国」とは何か問題について、わたしなりの答えはこの図の通りです。
基本的に、これは「微生物の世界」であり、わたしが大雑把に「菌」と総称して呼ぶものであります。
例えば、デジタルネットワークを通じて行き来する「通信意識体」もわたしの概念世界では「菌」ということになります。
で、超大まかに分類すると、この微生物たちの種類は2つある。
ひとつは、「育む、成長させる」ベクトルの者たちで、無数の菌さんたちがそれぞれの役割で「発酵」に導くためのリレーを行なっています。
これが「根の国」にて行われる仕事。
ひとたび発酵に行き着くと、その後の仕事は「底の国」に引き継がれ、底の国の仕事は「発酵」から「腐敗」へと向かわせる「消す、分解する」リレーが始まります。
これを永遠に繰り返しているのが生命活動であり、土中で起きていることと、我々人間世界で起きていることもフラクタルですのでまったく同じことです。
腐敗も発酵も状態、つまり振動数が変わるだけ。
ひとたび滅びた、と見せかけて、実は新しい息吹が生まれる準備がなされている、永遠のサイクルです。
気吹戸主と伝ふ神。
根国底国に気吹放ちてむ。
此く気吹放ちては根国底国に坐す。
速佐須良比売と伝ふ神。
持ち佐須良比失ひてむ
此く佐須良比失ひては。
今日より始めて
罪と伝ふ罪は在らじと。
根の国底の国は、2つの分かれた国(エリア)ではなく連続する2つの役割であるひとつの国であって、そこを速佐須良比売さんが管轄しているようなのですが、要するに八百万の神々というのは「菌」のこと。
人間もこのように形をもつのはそもそも菌(微生物)の働きなので。