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色彩は振動数
以前、調和した色彩とはすなわちイイ感じの振動数であると書きましたが。
色が「わからない」という人って結構いるんですよね。
「センス」って一口に言うけど、でも、それって「視覚情報の記憶機能」なんじゃないかなーと思う。
例えば、美術館で(お店でも、どこでもいいけど)このようなブツを見たとする。
わたしの場合、ここに使われている色の種類と分量みたいなもんが瞬時に記憶される。
自分が好きだと感じるものであれば特にだし、ダサいと感じるものも同様に、なぜダサいのか、も瞬時に分析している気がする。
わたしのバーイはそれが「色彩」で、「カタチ・フォルム(つまり立体)」に対してそれが起きる人もいるのだと思う。
そんな自分にとっては、「配色のパターンを勉強する」というのはピンと来ず、出来るだけ多くのモノ(美しいものとダサいもの)を、見て、見て、ひたすら見まくることで引き出しが増えていくと考えているんだけど。
幸いなことに美術を愛する環境にずっとあったことはとてもラッキーだと思っています。
この本は秀逸ですよ。
『フランスの配色』。
色彩と言ったらフランスとイタリアが双璧だと思いますが、イタリアに関しては強固な肌感覚的なものが自分にあるけど、フランス的なものとはやっぱり違うんです。
両者の違いは、「くぐもった色を美しく配する」はフランスの方が長けている。
わたしの場合ほっておくとイタリア的になってしまうので、時々パラパラめくっています。
美しいものは、とにかく「良い」のです。