
ものすごいものを見つけた。
イタリアには暮らしていたけれどサルデーニャには行ったことがない。
「ヌラーゲ」と呼ばれる先史時代からの独特の文化、独特の言語を持つこの島に「秘密の鍵穴」のような、「前方後円墳」の原型を思わせる聖地があると知って、あまりのことに驚愕している。
このような古代の聖地を探求している我が人生でも1、2を争う驚きで、多少うろたえてもいる。
ヌラーゲ文明 (Nuragic civilization) は、青銅器時代から鉄器時代にかけて(紀元前1700年 - 紀元前700年)イタリアのサルデーニャ島で興り発展した古代文明である。同時代の文明には、ギリシャのミケーネ文明、イタリア半島のアペニン文化とテラマーレ文化、シチリアのタプソス、イベリア半島のエル・アルガール文化の末期がある。
ヌラーゲ文明は、新石器時代からサルデーニャ島に既に拡がっていた文化にが徐々に発展して形成されたものである。新石器時代の痕跡として今日知られているものには、ドルメンやメンヒルやドムス・デ・ヤナスがあるが、これらに金属器時代の新しい刺激と文化的貢献が加えられた。
名前こそSanta Cristinaとカトリック風につけられているが、おそらくBC3000年ごろの文明だと言われている。
とにかく驚いたのがこの、地下に降りる階段。上から見たらわかるようにこの三角形のシェイプは、地上部の割とゆるい感じの石積みとは打って変わってかなりの厳格さを持っている。またこの石積みの正確さ、そして使用されているのが玄武岩(!)、降りていくと円形の壁面の下に水が溜まってる。
わたしのカンでは、おそらく、これはいわゆる地下からの「湧き水」ではなく、岩から滲み出る水ではないかと思う。これまでさまざまな柱状節理を見てきたが、そこには必ず「水」がセットだ。そしてその水は祭祀に使われることが多い。(長崎のキリシタン祭祀でそのことを知った)
この井戸は、だから、生活用水ではないことは明らかだ。
動画を見て本当に驚いた。心踊るというより、何か畏敬の念を呼び覚ます。
ここもやはり、石を尊び水を崇め、天体の動きを熟知したものたちによって築かれた文明。現代のわたしたちには想像もつかない高度な文明。
そして我々は明らかにその延長線上にないから、いったい地球には何度破滅が起きたのだろうと思わずにいられない。
畏敬の念と同時に、この構造がわたしの脳内にかなりの混乱を起こさせる理由は、
・どう見ても前方後円墳との類似性を感じる設計
→ 日本の古墳は本当に「王の墓」なのだろうか。棺が出てくることで「墓機能」だけに限定して調査されているけれど。
・どう見ても「物部の盾」が想起されるこのロゴ
・そしてやっぱりこの厳格な三角形。
→ 当然、フリーメイソンを想起させる。
石工の集団を起源とするフリーメイソン。昨今面白おかしく陰謀論要素だけが取り沙汰されるが、それだけで片付けるのは本当に間違っている。「石工とはそもそも何なのか」を考えた方が良い。
文明は石を積むところからすべてが始まったんだな、、、、と先日のメキシコ訪問で原住民系集落を見てまざまざと実感したのだけど、何かものすごく重要な真実にリーチできそうで、まだできずにいる。
詳しくはこちらの記事が良質なので是非読んでみて!
https://ereshkigar.hatenablog.com/entry/2022/05/29/000827
こちらは3Dでの復元予想。確かに建屋があった可能性はある。
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