福岡の話の続きです。
オーガナイザーの陽子さんの発信のおかげで、福岡市内だけでなく、佐賀や山口からいらしたという方もいらっしゃって、土地勘のないわたしとしては
「そんなに遠いところから!!!」
と感謝&驚きでいっぱいでしたが、個別施術を経て、その「理由」がわかって衝撃を受けました。
つねづね「「自分」なんていない」ということを言っていますが、今回もそれを端的に表していると思いました。
この、お集まりになった方々のほとんどが、
「隠れキリシタン弾圧」
とか
「修道院・教会」
とかの因縁解除のためにいらした。
もちろん無意識に、です。「現世の人間」としてのご本人たちは、そんなことはわかっていない。
当然です。これまでマリアグリッドの情報はほとんどゼロの方たち。
でも、何かピンと来るものがあって「なんだかわからないけど」遠くからわざわざ足を運んだという事実。
この「ピンとくるもの」、それがご自身の「背後の存在」とでも言ったらいいのか、エネルギー体に入っている存在が「現世の人間」に知らせている「直感」。
それが現世の人間を動かして、今回邂逅に至ったわけで。。。
いや、本当に、なんと言っていいかわからないのですが、
ああ、本当に世界というものは、やっぱりそんな仕組みで出来ているのだな、という感慨と、
わたし自身が、昨年の長崎巡礼を経て、自分の中でこのキリシタン問題は一区切りついたようにに(勝手に)感じていたのですが、浅はかだった。
あれだけの「負の時代」の因縁が、そんな簡単に終わったりするわけないよね。。。
と、ある意味自分を諌めるというか、反省する機会に。
いや、考えてみると、なんでわたし自身がそんな風に思うのかすらも謎なんですけど、とにかく素直にそう思いました。
、、、と書いても具体的な話がないと読む人には伝わらないはずなので、少し例を。
(と言っても、セッション中に起きたことや、クライアントから語られるエピソードのほとんどは、セッションが終わるとほとんど記憶に残りません。その時間だけ、何か特別な時空ゾーンに入るのかもしれないです。
わたしは通常なら考えられないひらめきがやってきて、「探偵」モードになるし、クライアントも、スイッチが入ったように記憶の扉が開いたり、ひらめいたり、感情が溢れ出したりするんですが、この時間が終わってしまうと、ディテールはほとんど覚えていません)
例えば、
ある方の不調は、「声が出にくくなる」というものでしたが、ご実家を見ると近くにキリシタン史跡がある。
それが関係しているのではないかとひらめいて聞いてみると、そういえばその周辺エリア全体にも多く史跡が点在する!と思い出し、記憶の扉がどんどん開いていきました。
けれどもなかなか決定打にならない。クライアントは頭痛や腰痛など具合が悪くなってくる。
地図で史跡やその由緒を確認しながらそのひとつずつにグリッドを展開し、当時の人がどのようにそこに存在したのか、どんな思いでいたのか、何を望んでいたのかなど、丹念に想いを寄せながら、最終的にバチカンに繋げました。
その後横になってヒーリングをし、終了した際には、来た時とまるで違う音量でお話しされる様子は驚きというより思わず笑ってしまうほどの変わりようでした。
また別な方は、長年楽器をやっているけれど、聴衆を前にすると自由に演奏できない、何かおかしな感覚がある、間違えてはいけない、ということばかりに気が行ってしまう、、、といった、ご自身にしかわからない「不思議」、またご両親との関係性などに思うところがあって、探っていくと「修道院」というキーワードがひらめきました。
そう言えば、、、ということでご本人が思い出したことは、音楽がやりたいためにあるカトリック系の学校を受験したエピソードでした。
そこでその学校を調べてグリッドしてみると、突然頭が痛くなり、そして「なんだか怒りが湧いてきた!」となったので、その怒りを吐き出すように促すと、涙を流しながら「忿怒」の言葉がたくさん飛び出しました。
ご本人は驚いていましたが、それは彼女ご自身の感情というより、因縁の主となっている存在の怒り=隠された念。その主に、彼女が肉体と言葉を貸してあげていたのです。
他にも、炭鉱とキリシタンとか、「えええ!」と思うような教会がらみの件がこの滞在中にたくさんあり、とてもディープでしたがエピソードのディテールとしては、今はどんどん記憶の中から消えていってしまいます。
ともかく、そんなことで、終わってスッキリした顔を見ると、
現世の人間としての皆さんにも、その背後で頑張っていた存在たちにも、今まで本当にご苦労さまでした。。。と心の中で声をかけます。
今回、ピンと来た人たちは集まってくれたけれど、キリシタン弾圧時代の影響は、特に九州方面にはまだまだたくさんあるのだろうと思います。
いやーーーー、これは盲点だった。
しかしこれらの「負の情報」を一括処理することはできないものか。
なにか、キーになる場所あるいは人物に対して浄化できたら、すべての「負」が反転する、あるいは消滅する、といったようなことは起きないのだろうか。
だとして、それは何なのだろうか、、、、そういう方法が生み出せたらどんなに良いだろうか。
などといったことを考えてしまいます。
が、今のところお一人お一人に対応する以外はありません。
ともかく、気になること(肉体的不調ばかりとは限らない)がある方は、「因縁探偵セッション」をお勧めします。
ちなみに、今回初めて知ったトピックに「長崎街道」があります。
- 黒崎宿(福岡県北九州市八幡西区黒崎)
- 木屋瀬(こやのせ)宿(福岡県北九州市八幡西区)
- 飯塚宿(福岡県飯塚市)
- 内野宿(福岡県飯塚市)
- 山家(やまえ)宿(福岡県筑紫野市) - 大宰府のある日田街道、薩摩街道に接続
- 原田(はるだ)宿(福岡県筑紫野市)
- 田代宿(佐賀県鳥栖市)
- 轟木(とどろき)宿(佐賀県鳥栖市)
- 中原(なかばる)宿(佐賀県三養基郡みやき町)
- 神埼宿(佐賀県神埼市)
- 境原(さかいばる)宿(佐賀県神埼市)
- 佐賀宿(佐賀県佐賀市)
- 牛津宿(佐賀県小城市)
- 小田宿(佐賀県杵島郡江北町)
- 北方宿(佐賀県武雄市)
- 塚崎(柄崎)宿(佐賀県武雄市)
- 嬉野宿(佐賀県嬉野市)
- 彼杵(そのぎ)宿(長崎県東彼杵郡東彼杵町)
- 松原宿(長崎県大村市)
- 大村宿(長崎県大村市)
- 永昌(えいしょう)宿(長崎県諫早市)
- 矢上宿(長崎県長崎市)
- 日見宿(長崎県長崎市)
- 長崎(長崎県長崎市) - 終点
参勤交代の大名行列他、要人たち、商人たち、物流の要となった北九州から長崎までを通る道。
宿場町も形成されるが、関所もあった。関所があれば刑場もある。
まあ、どんな人間模様が織り成されたのか、想像することは難しくはないですよね。。。。
日本は小さな国とはいえ、歴史の重層を考えると広大な国だなと感じます。。。